んー。写真やるにあたって今まで散々紆余曲折、右往左往して来たけどココに来て再び右往左往。展示をしてみて得る事やそれによって考える事、試行錯誤をさらに行う事は正しい事で健全だ。自分が数年前に躍起になって考えてた事をとりあえずしまっておいたのだけれど、そろそろ引っ張り出す必要があるのか。あの時自分の技量とその他色んな事が関わって今は無理だと思った時から、技量が成長しているかどうかは分からないけれど、少なくとも使ったフィルムの分だけは成長しているだろう。色々なモノを見てそれぞれに影響されてそれを具現化してきた結果があそこに出ていた。自分でも表面的な真似事でしかないと言う事は分かっていたが、それを見破られた時には正直に脱帽でした。やはり本物は違うのだ。オリジナリティと言うものに躍起になっている訳ではないが、そこをキチンと考えた時に、今のままではやはり自分の本質ではないと言う気がしている。事実あの場にはそんなもの微塵も存在していなかった。どこかで見たことあるようなモノを並べて、半端に器用だからそういった感じのモノを作れてしまうと言われた時には妙に納得してしまった。本当にやるつもりならイバラの道を進まんとす程の心構えでいないと。そこをやり通す強い意志を保たねば。経済的に、物理的に無理とかそう言う事じゃなく自分自身とね。とりあえずどちらにしろ撮る事が根本なのだから動かねば。