母校の卒展にお邪魔してきた。なんだかアニメやらマンガやらに追いやられ、人数が少ないせいかいつも以上に端っこで小ぢんまりと。全体的に内容が薄い印象ですが、展示に対する意識は高いなぁと。人の展示を見てしっかり吸収しているんだろう。それとポートフォリオやブックではなくジンを作っている子が数人いて、自分達の時には無い今年の傾向かなと。立川さんと久しぶりにお話したけど、仰るとおりしっかりとした手焼きが少ないと言うか、絶対的な実力を見せ付けるプリントが無かった事は否めない。ジンが出てきたってのもそうだし、現代の写真界がゼロックス出力だったりインクだったりと言う、あえてチープに見せるやりかたが存在意義を得ている今、それに影響を受けているのも納得はできるが、あれだけの設備の暗室で、一枚一枚に対して時間をかけて焼けるってのは学校にいる間にしか出来ないのだからもったいないなぁと思う。それが意図として力強いものならどんどんやれば良いと思うけど、お金が無いから、時間が無いからと言う理由で作品に望んでいるとしたらそれは違うでしょう。個人的には1研川端さんの伝えたい意思は受け取ったし、3研遠藤さん、6研山下君、がそれぞれ好みです。それと新しいフォトメディア研究室は全体的に良かった。ゼミで作品を見る力が養えているんだろうなと、羨ましく思う。中でも太田さん、嶋田君は素晴らしい。それと松崎君のはもっと枚数を見てみたかった。まぁ何はともあれお疲れさん。


モノクロしか気に入ってないという結果、今の自分が良く繁栄されているな。