先日、昼に神保町は丸香へ。本格さぬきを出してくれる貴重なお店で、気に入ってかなりの高確率で通っているのですが、その日も一人で向かい、ひやあつとゲソ天を食べてました。すると向かいの席におそらく明治の学生諸君が二人着席。一人は温かけ2玉、もう一人は釜あげのご様子でまだかまだかとうどんを待っている。しばらくしてうどん到着。おぉ、若いの、もりもり食え。と様子を伺っていたら釜あげを頼んだ方が


「あーこう言う感じなんだぁ」


と。あー釜あげ初めてか…と思っていたら、


「なるほどね、つけ麺ってことか」


…ちょっと待て、なんかおかしくないか?麺類を汁につけて食う文化はうどん・蕎麦のが先で、それの影響の下つけ麺に派生したのでは?そう思っていたら隣の相方君が


「ざるうどんとか食べた事ないの?」


そうそうそれそれ、流石よ。流石明治の学生と思っていたら…その矢先、


「俺ざる蕎麦しか食わないから」


…一緒じゃん、ざるは食べ方一緒じゃん…

まぁここまではいいよ、どうでも。つけ麺の方が好きなのねと。考えないようにしていたら、文句を言いながらも食べている様子。まだ何か言っているのでよくよく聞くと


「うどんが長い…」


…ちゅーん…


…………短けぇーうどんが食えるか!ばか野郎!くそったれ!おととい来やがれってんだこんちくしょう!


もう呆れちゃってしばらく見てたら、箸が巧く使えてねぇようでとにかくうどんを持ち上げるなりすべり落とすわ落とすわ。だから諦めちゃってちょっと持ち上げたら湯切りもそこそこに出汁ん中へちゃっぽーんと。丼と猪口にうどんの橋渡しちゃって、まぁなさけねぇ。


しかも終いにゃ捨て台詞


「うどんが堅い」


ばかやろう!そりゃコシっつうんだ、てやんでぃ!柔いうどんが食い炊きゃ稲庭食えっつうんだ。おととい来やがれこんちくしょう!






って言う話を、この家から送る最後の手記とします。思い起こせばこの写真ブログもこの家から始まりました。長い事続いてますね、これも自分のアウトプットに対してみんなが反応を示してくれている事が原動力です。これからも駄真、駄文をお送りいたしますが呆れずにお付き合い下さい。では新居でネットの状況が整うまで更新はしばらく停まります。悪しからず。



うどん食いたいー。